天球世界

世界の構成としては、天球に覆われた平板があり、周囲は海が滝のように流れ落ちているというもの。
天球というものが本当に存在する世界。ただし、その天球は本来の想像の天球よりもはるかに近くに存在する。
雲の浮かぶ程度の高さにあるのだ。
そして、その天球の正体は天球虫という、青い虫の大群でる。
大地、つまり天球に平板の一部は周囲の流れ落ちる海から、突き出しているような形で天球と接している。
そこから天球虫の研究が始まった。
この虫は獰猛な性格をしており、何年かに一度のペースで天球から地上を襲う。
天球虫どおしが、天球から離れてしまうと萎れて枯れてしまうので、天球から伸びてくる不定形のツタのような形で天球虫の侵食は行われる。