ハセガワケイスケ「しにがみのバラッド。」

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死神で女の子で、黒猫の従者を連れている。
これで、想像されたものを文書化すれば、この小説になるであろう。そういった感じで、落ちこぼれの死神が、死の時期を無理やり伸ばしてハートフルストーリーを展開させ、その後死神部長に怒られる。それが、この本への感想になっている。
扉絵はかなかなか絵柄がよくって、シリアルナンバーの振られた死神証明書を持っているというのも、なかなかツボな設定なのだが、いかんせん展開が完全に予想できる範囲なのが痛い。また、自分に合わないというもあるが、それを楽しませてくれる文章ではなかったので、さらに評価が落ちる。
読みやすい文で開口が広くなっているのは確かだが、正直自分にとっては微妙だった。


挿絵を描いている七草って人の絵柄が、まんまサモンナイトの絵柄である。


普通にアニメ化しているらしい。