ぼくらの 感想

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01話

『この地球を15体の敵が襲う。迎え撃つのは、巨大なロボット』エヴァンゲリオン後から敬遠されがちな巨大ロボットに少年が乗って戦うアニメ。
第1話にして登場人物が15人出て来るというところは、なかなか意表をついている。
現実とは認められない、なにか夢の中のように事が進んでゆき、巨大ロボットに乗ることになる展開は、混乱や確固として決意の元に搭乗するというパターンから外れていて独特の雰囲気を出している。
また、「基地」が存在しないという点も特徴的だろう。なんにしても熱血ではない雰囲気で謎にまみれたままで闘うというストーリー。なかなか気になる作品である。
スピード感ではなく重量感、そして勢いではなく熟考で構成されているロボットもの、という印象を受けた。
ちなみに原作は「なるたる」の作者。
今回の敵・光点12。
残り1→(-1:説明してた人ココペリ +14+1:主人公陣)→14(+1)人。光点1→14。敵の残り15→14体。

02話

どうやら、巨大ロボットには名前が無いらしい。搭乗者の意向でジ・アースと名づけられたが、元々名前が無いというのは、なにか深い意味を持つ気がする。そういえば敵も単に「敵」と呼ばれていただけで名前が無い。
そして、2話の最後の1分で主人公の一人が転落死。
……え?理解できない展開。本当にあっけなさ過ぎて、何が起こったのか理解が出来ない。
今回の敵・光点12。
残り14(+1)→13(+1)人。光点14→13。敵の残り14→13体。

03話

もしや、操縦した人は死亡するっていう設定なのか。何かの間違いではなく、本当に死亡しているらしい。今回は、彼の死を真実として受け入れる為の話のようだ。
ちなみに、ニュースで巨大怪獣というそっけない名前で報じされたり、そこで死者2000人とさらっと述べられているあたりが、この作品の方向性を表しているのではないかと思う。
残り13(+1)人。光点13。敵の残り13体。

04話

3体目の「敵」との戦闘、そしてまた一人主人公が死亡する。
「こいつは人の生命力で動くんだよ。だから、おまえらは戦いの後必ず死ぬんだよ」
という事実も明らかとなる。
やはりそうなのか。これは、エヴァみたいに哲学を含まない分、ストレートに生死の問題を直視させてくれそうな作品だ。今はまだ13人残りが居るが、これが10人となり、5人となり2人となってくるあたりの展開は、想像するだに恐ろしい。
計算では最初に巨大ロボの説明をしてくれた男が1体倒したので、最後に1人生残る可能性があるあたりも、実にいやらしい。
そして、敵の「コア」が破壊されたときに消える光なのだが、これってよく見ると光点が「14個」ある。なんだろう、「敵」と言われて敵だと勝手に理解していたがこれはもしかすると……。
(オープニングではジ・アースの目も15個の光点だということが確認できる。そして、05話ではジ・アースの光点が14個の写真が出て来る)
今回の敵・光点12。
残り13(+1)→12(+1)人。光点13→12。敵の残り13→12体。

05話

今回の話で、謎のロボの存在を気楽に政府に知らせて、それを調査させても一切分析が出来ないことを見切ってるあたり、なるたるの感覚が思い出される。
残り12(+1)人。光点12。敵の残り12体。

06話

ある意味、「ぼくらの」で始めてジ・アースで戦う話。以前の2人は自分の立場を判っていなかったが、今ではジ・アースは人の生命力で動くということが知らされてしまっている。
その中で戦うという、この状況こそが「ぼくらの」の描きたかった本当の内容なのだろう。
……と思ったが、戦う前に人間関係のもつれで死亡するとは予想外。だが、ある意味この死に方は人間として不自然でない死に方だ。
残り12(+1)→11(+1)人。光点12→11。敵の残り12体。

07話

1回全部回想の話なんだが、なんかもう……。
残り11(+1)人。光点11。敵の残り12体。

08話

なんというか、今回の操縦者は天才的だった。そういう操縦者でも生命力を吸い尽くして殺してしまうというのはいかがなものかと思う。
まあ、ジ・アース側は遊びなのかもしれないから、なんとも言えないが。
そして、光点に主人公たちが気付く。
多分、光点は初期は無条件で15で、ジ・アース内で死亡した人につき1つずつ無条件に減るのではないだろうか。この光点がジ・アースの活動限界を表しているものなのであれば、これで2人は生残れる可能性が出てきたわけだ。まあ、そうすると敵も2体残るけど。
残り11(+1)→10(+1)人。光点11→9(-1:操縦者 -1:お腹の子供?)。敵の残り12→11体。
(初期は光点は14だったが、チヅのお腹の子が契約者だと考えると初期光点15でないとおかしいはず。
→初期光点14というのは、1人契約していないが、チヅのお腹の子がプラスされたので数がたまたま合っていた?)

09話

今回は、本当にいい話である。ステレオタイプではあるが、やはり自分の命を犠牲に家族を救う話は素晴らしい。
鬱とかそういうんじゃなく、普通に泣ける系の話。
残り10(+1)→(-1 +2:自衛隊)→11(+1)人。光点9→8。敵の残り11→10体。

10話

またいい話ではあるんだが、後半話をはしょりすぎてよくわからない展開。
あと、このペースだと2クールで15体倒すことが出来ないんだが。
残り11(自衛隊2)(+1)→10(自衛隊2)(+1)人。光点8→7。敵の残り10→9体。