「インターネット上の犯罪予告を検知できるソフトウエア」について

そもそも、インターネット上に犯罪予告があれば、それを高確率で防ぐことが可能である、というのは幻想である。現実にはそんなことは不可能だ。
ネット上に「予告文めいた文章」は無数にあるし、それを作り出すコストは非常に小さい。それに大して、予告が実現されないための対策を実行するコストは非常に大きい。たとえ、全ての予告が機械的な重み付けとともにリストアップされたとしても、それに対する対策は不可能なのだ。
で、それの現実と幻想との差を埋めるために必要なのは、最初から意味が無いと分かっている「インターネット上の犯罪予告を検知できるソフトウエア」を作ろうという努力をすることではなく、幻想を幻想だと広く世に知らしめることだと思う。
予告.outとか、予告.inとかは、まさにそれをやってるサービスだと思う。
(これらの知名度が脳内メイカーくらいになればなあ……)