田中ロミオ「AURA(アウラ) 〜魔竜院光牙 最後の戦い〜」

読了。いいですね。
毒の使い方が素晴らしい。普通なら、読んでいて感情を揺さぶるところに強い毒(または薬)が使われるところだが、この小説では全体に渡ってジクジクと効く薄い毒が染み込ませてある。
そんな感じの小説。(誉め言葉ですぜ)
さすがはエロゲライターやってただけはある。普通の萌えだとかとは別の意味でオタクの感情のツボを知ってるわ。
二度、三度楽しめる「人類は衰退しました」とは性質が違うが、一度だけ読むならこちらの方が楽しめる作品だと思う。
以下ネタバレ。
結構最後まで「妄想っぽかったですが、実は本当に異世界の魔女でした」という話がありえるラインを残し、1つずつその可能性を剥ぎ取っていくという展開が面白い。
てか、最後の最後まで疑問のまま残ったのだが良子が箸使えないということ。日本人として幼少期を過ごしてたら少々普通じゃない生活してようが箸は使えるようになってると思うが。
(良子の家庭についてまったく描かれてないことと関係があるのかもしらん)