アーサー・C・クラーク「過ぎ去りし日々の光」

読了。
というか、これはgoogle street viewでSF読みの間でよく話題に上がってたときに素直に読んでおくべきだった。ワームカムみたいな革命的に世界を作り変えるような技術じゃないけど、street view問題で語られているような話がまんま作中で出てくるあたり、クラークの着眼点の鋭さに感服するばかりだ。
そして最終章で、急転落するように目まぐるしい展開する過去への旅と、衝撃の真実。エピローグで語られる次の段階への進歩した人類のエピソードは、まさにクラークの作品と言うに相応しい。
正に、良作である。