キーボードの「ツメ」はctrlを小指の付け根で押すとき超重要だという話

キーボードの裏には「ツメ」が付いていて、それを立てるとキーボードを少し斜めに傾いた状態に出来る。このギミックは、何のために存在するのかと長年疑問に思ってきたが、今日このツメを立てた状態にするとctrlを小指の付け根で押すのがとても楽になるということに気が付いた。
キーボードが水平だと、小指の付け根でctrlを押す力の向きとキーボードが沈む向きが一致しない。小指付け根でctrlキーを押す場合その力はどうしてもまっすく下ではなく、心持ち奥に押し込む方向に働いてしまうからだ。ところがキーボードを僅かに傾けてやると、この奥に押し込む力の向きがキーを押し込むのに必要な力の向きと一致するようになる。
これによって生じる差は、力の大きさとしては小さいものだろうが、キーを押す感触としては大きな差になる。特に押す途中でキーが引っかかるということが激減した。ツメ万歳だ。
さすが長年キーボードに付いてき続けた部品、それにはやはり意味があるんだなあと思った次第である。


ちなみに、「ctrlを小指の付け根で押す」というのはあまり普及していないようなので解説。
なぜかctrlは左手小指の先で押すものだということが一般的なようだが、ctrlキーは左手の小指の付け根で押すと非常に押しやすくて便利である。
ホームポジションから全く腕の位置を動かすことなく押せるキーが1つ増えるということで、これはもう6本目の指が使えるようになると言っても過言ではないと思う。
CapsLockとCtrlを交換したいくらいCtrlを押す人は、一回試してみると良い。キーカスタマイズに比べて、デフォルトのキー位置のままで使えるので他人のPCでもそのままこの方法が使えるというメリットもある。
でも、ノートPCのキーボードだけは勘弁な。