自閉症とホメオパシー(始める前に考えて!)

ホメオパシーにはプラシーボ以上の効果は見いだせない。
信頼に足る雑誌に掲載されたメタ分析ではこのように結論づけられた、
と私は認識しております。
ホメオパシー自閉症に効果があると主張している方々は、
「今はまだ明らかになっていないが実際に効果は確認できている。私たちの
事例を見てください」などと語るかも知れないが、事例は厭くまで体験に過ぎません。
効果があることを誰もが確認できる方法ではホメオパシーの有効性は証明されていないのです。http://d.hatena.ne.jp/doramao/20091121/1258785814


昨今、ホメオパシーを批判する声が強まっているがホメオパシー治療は本来、大声で批判されるべきものではない。なぜなら、批判されることでプラセボ効果が減じるからだ。


理想的には、ホメオパシーは権威の霞の向こう側にあるべきものであって、前述の理由によりその仕組みを一般人が知るべきではない。ホメオパシー治療は正式な資格を持った医師にしか行えない専門的技術とし、さらにホメオパシーとはプラセボ効果誘発効果であるという情報が広まらないようなルールをを課すべきだと思う。具体的には、薬局などで手軽に入手できる薬剤や健康食品などにホメオパシー効果を歌うこをを違法として取り締まるべきだ。


そうすることによって、たとえその資格やルールに実質的な意味はなくとも、ホメオパシーという単語が広告として乱用され、陳腐化することを防ぐことができる。プラセボ効果を最大限に発揮させるために、それは必要だと思うのだ。一般人は、広まってないトリビアとして少数の人が「ホメオパシーって実はプラセボ効果だぜ」だと知ってるくらいが丁度いい。


ただし現実を鑑みるに、「ホメオパシー」という単語についてはもう手遅れだという感が強い。既に一人歩きしているホメオパシーという単語は、本来期待される以上の効果を持つものだと誤認されている。その誤認から生じる不当な支払い要求や、他の治療法を遠ざけるといった現象は、
ホメオパシーという単語」を使って得られるメリットを上回る
デメリットになってしまっている。さらには既にホメオパシーの正体が何であるか知る人も多く、そういった人には本来狙っていたプラセボ効果を期待するなど、とても出来ない状況だ。


プラセボ効果を期待した「直接的な作用を何も持たない万能薬」は、ホメオパシーという使い古されて疑似科学として利用されているラベリングを捨てるべきだろう。そして、前述のような権威を保たせるための仕掛けに守られた新しいラベルを掲げて新たに出発すべきではないだろうか。
(私が知らないだけで、既にそういうものが有る可能性は非常に高いと思うけど)