魚類とスパムメール

魚類で大量産卵する生物達の戦略はスパムメールに近い。大量にばらまいた可能性のうち、多くが失敗しても一つでも成功すればプラスになる。それを成立させているのは、大量にメールや卵を送ってもコストが大して変わらないということだろう。
電子メールだと確かにそれは成立するが物理世界に生きる魚介類にはこの原理が一見適用出来そうにない。
しかし実際にそれが成立しているところを見ると、ある程度より小さい卵というのは作る数を増やしても(大きさを小さくしても)あまりコストとリスクが増えないものなのじゃないだろうか。
もちろん、生物界では常にスパムメール出してたら流石に干からびて死ぬので大量のスパムメールが送られるのは一年に一回程度なわけだが。