北川 拓磨「A&A(アンドロイド&エイリアン) 未知との遭遇まさかの境遇」

読了。
表紙買い。というか、しおりに描いてあったイラストに惚れて買ったけど、大正解でした。
謎の装置《スイッチ》によって生み出される怪物によって殺される主人公。だが、その意思がアンドロイドに宿って〜という謎解きとバトルが展開しそうな設定なのであるが、むしろ宇宙人である月夜野イリヤとの噛み合わない日常を中心としたラブコメ小説。
ちなみに本作は1巻という位置付けらしく《スイッチ》の謎解きなどカケラも出てこないが、物語の導入として起きた「主人公を殺した怪物」や、突然アンドロイドという人外になってしまった主人公の内心には解決がつかれれており、読んだ後に消化不良感を起こさせない。
気軽に安心して読める作品だったので続刊も発売次第購入予定。
トンチンカンな言動をするイリヤと幼馴染の日奈子という王道的な二人に挟まれた主人公の今後をニヤニヤしながら眺めたい。


これはある程度巻を重ねたらアニメ化して欲しい。ノリとかストーリーとか実にアニメにすると合いそうなので。