こどものもうそうblog | 松永肇一「ホメオパシーと知恵の輪」を読んで考えた

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定義を明確にすべきである。心理的ケアと単体で効かないことが判っている療法を組み合わせたものを長期的に使用することで大きな病気にかかるリスクを減らすことができる、という命題は二重盲検法にかけることはできない。原理的には可能だが現実的にはそんな大きな「実験室」は作れない。
そういう場合は、疫学調査に頼るしかない。……ただ、疫学調査はそれなりのコストがかかるとはいえ、結果は確かに出る。200年間有効だということを証明しようとし続けているホメオパシー疫学調査の結果を使って自身の有用性を主張しない、ということは疫学的にもホメオパシーが有効だとはいえないという結果が出せていないということなんじゃないかと疑わせる。
漢方や針とかはそんなに自身の有効性を勝ち取らねばならないという圧力に晒されてないので、そういう調査が行われてなくても不思議ではないが。