志水アキ「ニート女と小学二年生」

読了。
引っ込み思案な女子を主人公とした話が6編収録される短編集。
特徴的なのは短編集であるにもかかわらず、続きが気になる話ばかりである点。一話一話でストーリーが完結してないわけじゃないけど、それぞれがそこから連載が開始しそうな感のある作品集だった。
ちなみに最後の短編は最初の短編の5年後の話だが、なんというか「第二部の第一話」という感じに仕上がっていたりする。