ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎」

読了。
農耕の開始や国家、文字の発明などの人類史を、各イベントの羅列ではなく、何故そのイベントが発生したのかの原因法則によって語る書籍。
重要な役割を担うのは、大陸の広さ、形(東西に広いか、南北に広いか)、農耕・畜産に向いた生物の原種が生息していたかといった、環境的因子だという主張が根底にあり、それに対する実例と細かい説明によって話が進んでいく本である。