http://btcnews.jp/do-miners-dreams/
ビットコイン(正確にはPoW型のブロックチェーンシステム)のマイニングプールに対して仕掛けられる、マイニング効率を落とす工作のこと。
具体的にはプールに参加している攻撃者が、ブロックを発見したにも関わらず、それを申告せずに他の参加者に無駄な作業（すでに見つかったはずのブロックの発掘作業）を続けさせることで、プール全体のマイニング効率を落とす行為を指す。
一見、そんなことをしてもなんの得も無いように感じるが、同じ規模のマイニングプールAとマイニングプールBがあったときに、プールBのユーザの一部がプールAに対してBW攻撃を仕掛けると、プールBが採掘を成功させる確率が高まり、プールBの参加者にとって得になる。
つまり、ライバルの足を引っ張ることで彼らの収益性を下げる攻撃である。
採掘はゼロサムゲームなので競合マイナーの足を引っ張れば自身の利益になる。
ただ、大規模なマイニングプール同士がBW攻撃を仕掛け合えば大規模なマイニングプールは効率が悪くなって衰退するはずだが、実際そうなっていないので、あまり有効ではないっぽい。
