オリとくらやみの森 - Ori and the Blind Forest

クリア。
質の高い2Dメトロイドヴァニア。ゲーム進行に合わせた行動範囲を広げる能力の入手と、敵を倒してレベルアップすることで得られるスキルポイントによる能力強化という2つの強化要素がある。
絵画がそのまま動き出したような描写は、それ単体で見ても感動できる美しさでありゲーム上の演出と合わさったときの表現力は一見の価値あり。
基本的にはメトロイドのような探索なのだが、一部には自由にセーブポイントを作ることができるというシステムが存在する。このシステムを前提に、即死ゲームのような一瞬でリトライして死んで覚えていく高難易度のアクションの楽しみもゲームに組み込んでいる。
メトロイドヴァイアとしては最終エリアに入ると二度と通常エリアに戻れなかったり(クリア後にも戻れない)、一度進むと侵入不可能になるエリアがあってアイテムを取り逃すと二度と取れなかったり、進め方によっては最終的に鍵を余らせることが可能になるのが気になったが、このゲームの素晴らしさに比べれば、それはささいな欠点である。



続編『Ori and the Will of the Wisps』の開発が発表されている