MTGアリーナで《ラッパの一吹き/Trumpet Blast》を唱えてから攻撃しようと思って失敗した件

マジック・ザ・ギャザリングの呪文《ラッパの一吹き》「ターン終了時まで、攻撃クリーチャーは+2/+0の修整を受ける。」は、メインフェイズに唱えても機能しない。
なぜならクリーチャー特性を変更する呪文は解決時に効果範囲が決定されるからである。(CR.611.2c)
メインフェイズに攻撃クリーチャーは存在しないので、メインフェイズにこの呪文を唱えても何も起こらない。



ちなみに「このターンにクリーチャーが攻撃したとき、それらのクリーチャーは+2/+0の修正を受ける」という呪文ならメインフェイズに唱えても機能するはず。これは遅延誘発型能力の生成だからである。これだと逆に攻撃クリーチャー指定後に唱えたときに機能しなくなるが、そこはソーサリーにすればプレイミスの可能性を消せるのであまり問題にならないと思う。
ただ《ラッパの一吹き》はブロッククリーチャー指定後にコンバットトリックとして使うことも想定された呪文だと思うので、メインフェイズに唱えても機能しないというのは仕方ない動作かと思う。
単純にインスタント「ターン終了時まで、あなたのコントロールするクリーチャーは+2/+0の修正を受ける」にすればいいじゃないかという気もするが、それだとブロック時も使えるので機能が変わってしまうし、攻撃クリーチャーを鼓舞するというフレーバーが失われてしまう。