新約聖書 ヨハネの第一の手紙

読了。
十二使徒であるヨハネから(?)のキリスト教徒に向けた布教の手紙。(ヨハネから信徒へ~などとという明確な記述はない)
神とキリストの偉大さを全面に打ち出して、他宗派を牽制する手紙になっている。
特に4章はキリストを肯定するものが正しく、そうでないものはにせ預言者だという主張していて、なりふり構わない感じが強い。さらに愛が愛が愛がと繰り返すのが気持ち悪い。



https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%8D%E3%81%AE%E6%89%8B%E7%B4%99%E4%B8%80
5章8節に三位一体っぽい記述があるが、wikipediaによるとこれは手紙に元から書かれていたものではなく、三位一体の概念が作られた後世になってから追加された疑いが強いものらしい。
また「父と子と聖霊」ではなく、日本語口語訳では「御霊と水と血」、英語訳では「the Father, the Word, and the Holy Ghost(父・みことば・聖霊?三位一体の聖霊はHoly Spirit)」となっており、三位一体論が固まっていない頃に追加されたものであることを伺わせる。