フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと

クリア。
奇妙な屋敷に住む、とある早死する一族に関する奇妙な物語集。
ひぐらしのなく頃に」出題編をノベルゲームではなく、3Dアドベンチャーゲームとして作ったような作品で、作中では一族の各人の死は幻想的なベールで覆い隠されて紹介され、なぜフィンチ一族が早死なのかという問題にも回答は示していない。おそらく、この奇妙な状況を説明できる理由はなにかを考察することも含めて完成するゲームなのだと思う。



3Dアドベンチャーとして見た場合、ノベルゲームから選択肢を廃した「ひぐらし」と同様に、プレイヤーが行動を選べる余地はほぼ存在しないが、奥まで行って戻ってくることではじめて目につく通路などでプレイヤーをうまく誘導しており、強制された道を歩かされている感じはまったくないのが見事。

答えが示されず、酔いやすいという欠点はあるので万人には勧められない作品。ただミステリーで犯人当てを好むような人には受けそうな作品。