須藤靖、伊勢田哲治「科学を語るとはどういうことか 科学者、哲学者にモノ申す」

読了。
宇宙物理学者「須藤靖」哲学者「伊勢田哲治」による科学哲学の対談本。
認識の違う二人による対談なので結論は出ない。
読んだ感触としては、細切れにしても死なないアメーバを切れ味がよい刃でズバズバ切ってるような話。
「であれば、具体的にどういう成果があったのですか?ヒューム以降の議論を経て、科学哲学ではどういう新たな知見を得ましたか?」
は敵を真っ二つに切れるが、その武器では敵は殺せない。