ループヒーロー

クリア。
円環状のフィールドを自動で歩いてエンカウントする敵を自動で倒し、円環のスタート地点にある焚き火で回復して次の周回を歩き始める……という自動進行が基本のゲーム。
ただしプレイヤーは、敵からドロップする装備と地形パネルを使う操作で以外と忙しい。
遠征である程度戦って撤退すると資材を入手できるので、それを使って僅かだが恒久的なパワーアップや地形のアンロックをして次の遠征に望むという流れになっている。地道に何度も遠征してちょっとずつ基本ステータスを強化していく感覚はソシャゲに近い。
最初はループ周回数を重ねて強い武器を揃えることでボスを倒すゲームかと勘違いしていたが、ループ周回でボスも強化される……というか、ドロップ武器の強化より敵強化スピードのほうが早いので実は早めの周回で地形タイルの補助を大量に置いて戦うほうが正しかった。
面白いのは地形はモンスターを生み出し、モンスターは地形パネルをドロップするので、入手できる地形パネルが指数関数的に増えていくという点。まさに「1日で倍に増える水草が30日で池を覆い尽くすとして、29日目は池の半分がしか水草で覆われていない」例のような急激な密度の上がり方をする。
なかなか見かけない形式のゲームなので、ゲームの仕組みを理解して、考えたを実践して成果を得ていくというゲームプレイのループも面白い作品。