ネクロバリスタ: 最後の一杯

プレイ。
トゥーンシェーダーの3Dグラフィックによって世界を描いたサウンドノベル
というか、選択肢なんかはゼロで完全に物語を読む以外にプレイヤーに出来ることは何もないという作りなのでゲームというより映像作品に近い。
リトルウィッチロマネスクのフローティングフレームディレクター・システムを3Dでやったような、芸術性の高い構図・絵作りがされている。
死者が最後に訪れるカフェを舞台にした物語も悪くない出来。
舞台が3Dモデルとして存在することを活かして、舞台であるカフェをFPS操作で探索してミニストーリーを探すという仕掛けも作品に広がりを感じさせてくれている。
世界やキャラクター設定など、物語の背景がよくわかない部分もあるが雰囲気を楽しませる系なのであまり大きな問題ではないと思う。
ちなみにカフェが舞台だが、「VA-11 Hall-A ヴァルハラ」や「Coffee Talk」のような人間交差点的な作品ではなく、カフェの固定メンバーを中心にしたストーリーなのは、人によっては期待を裏切られるかも。