JUNK HEAD

視聴。
人形を少しずつ動かして撮影することで動画にするストップモーションで作成された映画。
ストップモーションアニメは通常子供向け番組で利用されるが、この作品は独自の質感と液体をうまく利用した生々しい表現で、不気味でグロテクスな演出を実現している。
舞台も「BLAME!」を彷彿とさせる地下世界で、巨大な亀裂に架けられた橋など同作をオマージュしたと思われるシーンが多々ある。
ストーリー的には地下開発の労働力としてつくられた人工生命体が独自に生態系を作り上げている世界へ生殖遺伝子を探しに降りた主人公を中心としたものだが、物語展開的にぶつ切りで終わってしまうのが残念。



3部作構想らしいが、ストップモーションなので制作に必要な労力が尋常ではない。
1時間30分のこの作品も7年かかったらしいので次作は気長に待つしか無い。