視聴。
チェンソーマンの藤本タツキ作品の映像化。
作者がインタビューで「自分の中にある消化できなかったものを、無理やり消化する為にできた作品です。描いて消化できたかというと、できたのかできなかったのかはわからない」と語っているだけに、漫画を描くことに対する執念みたいなものがぐるぐる巡っていて独特の感動を与える作品。
原作の魅力を十分に引き出した素晴らしい映像化だが、十二分(プラスアルファがあるかというと疑問)ではないという感想。
いや完全に満足行く出来で、そこにプラスを入れるべきかも考える余地があるという話だが。
創作やってる人にはもう一つ深く突き刺さりそう。
映像として見た場合、「走り方」のような動きからからタツキ作品的だと感じさせる再現度の高さなど目を見張る物がある。
漫画原作のネーム版がまるごと入場者特典というのが凄い。
ラストで「だいたい漫画ってさあ……」の作者の感情を吐露するような台詞が無い点や、作画をしているところの「正面」のコマが入っているなど微妙に違いがあるのも面白い。
あと、なんで爆発をひとつまみ差し込んだw