クリア。ほぼ寄り道無しで10時間くらい。
IGN Japan の編集長ダニエルさんがウォーキング・シミュレーターとして高く評価していたのでプレイしてみた、新宿を舞台としたオープンワールドFPS探索ゲーム。
エリアを新宿近辺に制限したことで、(入れるものは)建物内まで生活感ある作り込みがされていており、圧倒的なディティールを持った3D空間になっている。また、芸術的という意味では異界に侵入したときの建物内がザワザワと変化していく、メガデモの中を歩いているような独自の表現は唯一無二で素晴らしかった。
探索ゲームとしては縦の自由度が高いのが大きな特徴で、ジャンプでかなりの段差を登っていけるし、ビルから滑空して大きく進める点もあってブレワイ・ティアキンに近い感覚。目的地に到達する手段も"正解ルート"は用意してあるが、ビル伝いに行ったり、ある程度の高度まで飛べるアイテムで無理やり侵入できたりするのが良い。
FPSとしてはステルス、シューティングと幅がある戦いができるが、まあ平均点な出来だと思う。
クールタイムは必要だが回復アイテムが実質的に無限に持てるのでゲームオーバーになる事は少なかった。
個人的には3D探索ゲーム特有の「3Dであるがゆえの迷子」でストレス+3D酔いがけっこうあったのはマイナス点。
最初に述べたウォーキング・シミュレーターとしても(表現の質の高さは間違いないが)あんまり深く楽しめた訳でもないので、総評としては平均点あたりの評価に落ち着いた。
ちなみにThe Elder Scrolls シリーズのベセスダから発売されているが、これはパブリッシャのようで開発には関わっていないっぽい。