Easy Delivery Co.

クリア。
PS1ライクなローポリのグラフィックを持つ配達ゲーム。
極限まで圧縮したデス・ストランディングと言ってもいい。
PS1ライクのグラフィックの作品は演出は優れているが、ゲームとしては特筆すべき点が無いことが多いため、最初は地図と道路を見比べて手探りで走っていた道路が、だんだん道を覚えてラジオ音楽を聞きながら配達の車ををかっ飛ばすようになっていく、配達部分が純粋に面白いゲームとして出来ているのが見事。
舞台となる地域が雪国で常に曇り空であり他の街にもなぜか同じ住人が居るなど、最初から少し不穏な雰囲気がある。
6時間程度でエンディングまで到達したが、エナドリを飲んで体力を回復させ、チル音楽を流しながらトラックを流すように走らせる独自の体験はなかなか興味深い作品。
以下ネタバレ。
基本的には配達しながら課題をこなしていくことでゲームが進行していくが、不穏だった住民たちの言動がだんだんあからさまにおかしくなっていきエンディングに繋がってき、住人たちがゲーム内のAIだったことが明かされる。
最終的住人たちはリカバリされるわけだが、それで世界の何か根本的ものが変わるわけでもなく、プレイヤーが繰り返す配達というとリカバリされても繰り返しを生きる住人たちとが重なるエンディングは、少々考えさせられる。
シャットダウンを選んだ後、特にヒント無しでリカバリディスクを入手しないと、誰も居ない町に永遠に1人のまま詰みというのは、ちょっとゲーム設計として悪いと思う。そりゃネット検索すれば抜け方は分かるけどさぁ。