コードギアス 奪還のロゼ

視聴。
「復活のルルーシュ」の後の話で、ルルーシュがコードユーザーとしてギアスを与えた皇サクヤを主人公とする話。
12話の1クールアニメのサイズだが、劇場4部作として公開された。
後半、突如量産無人機によって世界が危機になったり、最終的に自分にギアスをかけてギアスを封印する展開だったりがちょっとイベントこなしてる感はあったが全体的に十分おもしろかった。
あとサクヤがギアスを使うとき瞳に紋章が浮かばなかったり、若干性質は違うが絶対遵守のギアスだったりするので、ルルーシュがなんか変則的なギアスの与え方をしてる感じはするのも特に言及なかったのが少し気になる。

Before Your Eyes

クリア。
webカメラを利用して、プレイヤー自身が「まばたき」をする(してしまう)ことでシーンが進んでいく作品。
主人公の走馬灯を描いた作品であり、まばたきをしてしまうとシーンは自動的に次に進んでしまうのが演出として取り込まれている。
ゲームというカテゴリにはなっているか、これは独自の入力を行うインタラクティブ映像作品と言って良いだろう。
しかし自分の環境が悪いのだが、顔を動かすとまばたき認識がうまく行かなくなったりして、かなり物語への集中を削ぐ要素になってしまっていたのは残念。
あと後半に「目を閉じて」という操作が出てくるが、それが字幕と決定的に相性が悪い……。
アイディア一点勝負の作品だが、セールなどでやすければ体験するのは悪くないと思う。

Ghostwire: Tokyo - ゴーストワイヤー東京

クリア。ほぼ寄り道無しで10時間くらい。
IGN Japan の編集長ダニエルさんがウォーキング・シミュレーターとして高く評価していたのでプレイしてみた、新宿を舞台としたオープンワールドFPS探索ゲーム。
エリアを新宿近辺に制限したことで、(入れるものは)建物内まで生活感ある作り込みがされていており、圧倒的なディティールを持った3D空間になっている。また、芸術的という意味では異界に侵入したときの建物内がザワザワと変化していく、メガデモの中を歩いているような独自の表現は唯一無二で素晴らしかった。
探索ゲームとしては縦の自由度が高いのが大きな特徴で、ジャンプでかなりの段差を登っていけるし、ビルから滑空して大きく進める点もあってブレワイ・ティアキンに近い感覚。目的地に到達する手段も"正解ルート"は用意してあるが、ビル伝いに行ったり、ある程度の高度まで飛べるアイテムで無理やり侵入できたりするのが良い。
FPSとしてはステルス、シューティングと幅がある戦いができるが、まあ平均点な出来だと思う。
クールタイムは必要だが回復アイテムが実質的に無限に持てるのでゲームオーバーになる事は少なかった。
個人的には3D探索ゲーム特有の「3Dであるがゆえの迷子」でストレス+3D酔いがけっこうあったのはマイナス点。
最初に述べたウォーキング・シミュレーターとしても(表現の質の高さは間違いないが)あんまり深く楽しめた訳でもないので、総評としては平均点あたりの評価に落ち着いた。



ちなみにThe Elder Scrolls シリーズのベセスダから発売されているが、これはパブリッシャのようで開発には関わっていないっぽい。