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冲方丁「マルドゥック・スクランブル」

読了。 圧縮・燃焼・排気のサブタイトルを冠する上中下3冊におよぶサイバーパンクSF大作。 少女娼婦として使い捨てられて生死の境をさまよい電子機器へハッキング能力を得た少女と、ネズミから作られたあらゆる道具に変身できる生体兵器のバディもの。 過激…

レイ・ブラッドベリ「華氏451度」

読了。 国民が思想の自由に目覚めないように「本」という存在が禁止され、主人公は違法に所持されている本を燃やして回る「昇火士」として働いているうち、その社会に疑問を持ち始めるという作品。 作品のプロットとしては起承転結がしっかりしているわけで…

野田サトル「ゴールデンカムイ」

読了。 かつてアイヌたちが集めた大量の金塊をめぐる物語。 金塊のありかを示す入れ墨を入れられた全24名の囚人を追うというストーリーラインを主軸に、主人公・鶴見中尉、土方歳三の3勢力が複雑に絡み合うドラマを織りなす。 とにかく情報量が多くアイヌを…

小川一水「不全世界の創造手」

読了。 自然界の土などを材料にした自己増殖機械をつかって世界のありようを変えようとする物語。 とは言っても登場するのは、自己増殖というのは自身を構成している駆動部品を自前で作れるというだけで電子部品などはもともと用意されたものを利用しなけれ…

宮内 悠介「盤上の夜」

読了。 将棋や囲碁、麻雀といった卓上ゲームをテーマにしたSF短編集。 SFと文学の中間といた感じの作品で、読み味が独特。 印象に残ったのは「チェッカー」を題材とした、ラスト以外はほぼノンフィクションなのに、現実とは思えないようなチェッカーの絶対王…

大場つぐみ・小畑健「バクマン。」

読了。 デスノートの作者コンビが送るジャンプ連載漫画家を主人公にした物語。 本作自体の制作体制とおなじく原作・作画の二人が主人公となっている。 編集がどんな漫画を連載していくのかというような内容が中心になり、週刊少年ジャンプの内部事情が本作自…

田中空「タテの国」

https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156642491399 読了。 縦読み漫画の名作。 縦スクロールを活かしたコマ割りをした日本縦読み漫画界の代表作と言ってもいい作品。 内容としては上下に無限に伸びた塔の中で暮らす人々を主人公にしたSF作品で、底へ…

夏目漱石「坊っちゃん」

読了。 喧嘩っ早い男性が、九州で教師をやる話。 吾輩は猫であると似た浮き世離れした雰囲気のある作風は共通している。

太宰治「人間失格」

読了。 生きることが下手な主人公による半生の独白手記を中心とした話。

「三体」、三体2「黒暗森林」、三体3「死神永生」

読了。 俺も「暗黒森林理論か……」としたり顔で言いたいと思って読んだ。 アルファ・ケンタウリ星系の惑星からの地球への侵略を中心に据えた恒星間戦争を描く作品。しかしワープなどというものは存在せず宇宙の広さは絶対的なので、三体宇宙艦隊は地球へ着く…

僕のヒーローアカデミア

読了。35巻まで。

押見修造「血の轍」

読了。13巻まで。 漫画「惡の華」の作者の作品。 不安定な母子の関係が描かれたサイコサスペンス。 1990年代を舞台としていたが、13巻から2020年代が舞台となった。

珪素「異修羅」WEB版

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882641261 読了。 「異能最強トーナメント」を、参加者を推薦する人物たちの試合前から始まっている政治闘争まで含めて描く意欲作。 ただ政治闘争の面を丁寧に描くことで、実際正面から戦ったら絶対負けてるじゃんとい…

犬童千絵「碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語 -」

読了。 古代エジプトに実在した女王であるハトシェプストの一生を描く作品。 代々男王であるファラオの座についた女性であり、公の場では男装をしていたと伝えられているが、その物語を鮮やかに描き出したのが本作となる。

アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

読了。 火星の人の作者であるアンディ・ウェアーの作品。 アルテミスは決して面白くなかったわけではなかったが「火星の人のような作品」を求めていた期待は微妙に満たせていなかったのだが、それに対して本作は主人公が科学知識をもとにした推論と実験で実…

河原和音「俺物語」

読了。 別冊マーガレットに連載された少女漫画ながら、巨漢男子とヒロインの少女を中心にした異色学園ラブコメ。 少女漫画然とした細い線のキャラクター質の中に、少年ギャグ漫画から出てきたような画風の主人公が普通に混じっていて、絵面だけで面白いのは…

よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」

読了。 白血病から回復して転入してきた主人公を中心にした学園ドラマものの少女漫画。 4巻と短いながら、作者が好き勝手に描いているのか学園生活を中心に、教師の不倫やら、漫画を描く話やら、家族間の関係やら話の方向性が様々な方向に向いていくのが面白…

小川一水「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」

読了。 衛星軌道に住まい、木製型惑星の大気に住む空魚の漁で生活を支えるという世界観の作品。 一応超光速航法もあるものの基本的には恒星間は大きな隔たれているようで、舞台は木製型惑星に限定される。 舞台は西暦9000年近くというこだが、文化的な風習な…

稲葉義明「ルガルギガム 上・下」

読了。 現代の男子高校生が古代メソポタミアを基盤にした怪物や魔術がある異世界へ転移して、もとの世界へ戻るために奮闘する……という設定だけみると正当な異世界転移ラノベだが、内容はかなり地に足の付いたファンタジー世界の生活を描く作品。 良い意味で…

白鳥士郎「りゅうおうのおしごと」 16巻まで

読了。

ゆうきまさみ「白暮のクロニクル」

読了。 吸血鬼のような特徴を持つオキナガと呼ばれる存在が実在し、彼らがその社会的に排斥されやすいことから長命者援護法という法律が整っている現代日本を舞台にしたミステリ。 厚生労働省の役人であるヒロインと、オキナガである主人公のバディもの。

芥見下々「呪術廻戦」

読了。19巻まで。 10巻あたりまでも能力設定がごちゃごちゃした作品だと感じていたが、それが極まって最近は(わりと意図的に)ジェネリックハンターハンターとして念能力バトルをしている作品。

椎名高志「絶対可憐チルドレン」

読了。全63巻。

タイザン5「タコピーの原罪」

読了。 悲惨な身の上と主人公の狂気で話題をさらった作品。 以下ネタバレ。

藤本タツキ「ファイアパンチ」

読了。 対象が灰になるまで消えない炎を出す能力者の炎で体が燃えつづける身体再生能力者を主人公にした復讐劇の作品。 しかしそこはチェンソーマンの藤本タツキ、一捻りも二捻りもしてくる。

須藤靖、伊勢田哲治「科学を語るとはどういうことか 科学者、哲学者にモノ申す」

読了。 宇宙物理学者「須藤靖」哲学者「伊勢田哲治」による科学哲学の対談本。 認識の違う二人による対談なので結論は出ない。 読んだ感触としては、細切れにしても死なないアメーバを切れ味がよい刃でズバズバ切ってるような話。 「であれば、具体的にどう…

萩尾望都「ポーの一族」

読了。 年を取らない吸血鬼を主人公にした、時代をまたぐ群像劇。 複数の時代に渡って主人公が同じという点が超人ロックと似ている。

ドゥーガル・ディクソン「アフターマン――人類滅亡後の地球を支配する動物世界」

読了。 5000万年後の地球に生息する生物を想像で描いた作品。基本的にこういう想像にありがちな、現代の生物を別種に置き換えてるだけ感がある。 爬虫類が恐竜の子孫だと思われてる点はさすがに1981年の本という感じ。 鼻行類、平行植物とともに「生物系三大…

ジョン・M. マグレガー「ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で」

読了。 誰にも知られることもなく約60年間作り続けたヘンリー・ダーガーの作品抜粋集。

桜井画門「亜人」

読了。 死亡した場合に、怪我をしていない身体状態にリセットされるという特徴を持った「亜人」と呼ばれる人が存在する世界の話。 物語の後半は歴戦の兵士である亜人「佐藤」による愉快犯のテロリズムに対抗するエピソードになる。