芸術は再び非営利化する

http://d.hatena.ne.jp/sivad/20070822#p1


今日日音楽にしろ映像にしろ、結構なレベルの作品をネット上でタダで楽しめてしまいます。
ということは、そこそこの作品ではネットで稼ぐことはできないということ。
これもessaさん自身が「誰もが最高級品を使える経済」で書いていることですが、
無限配布可能なソフトウェアにおいては「ロングテール」どころか「テールレス」な状態が生じるんですね。
確かにそれは現状では当たっている。しかし、それは現在は手軽にネットの向こう側の人に小額の利益を還元する方法が存在しないことによるのではないだろうか。
ロングテールのテール部分は、長いけれど価値も低いのだ。千円単位の金を出して買うようなものではなくても、一人数十円から数百円の利益を還元するという形であれば、現在収入という形になっていない作品の評価が
「飯が食える」くらいの収入に変化するのではないだろうか。

こうして考えるとはてな投げ銭サービスは非常に先進的だったことがよくわかる。
先進的すぎて受け入れられなかったけど。