田代 裕彦「痕跡師の憂鬱」

読了。
上等な珈琲で作られたカフェオレ。スルスルと喉に落ちていく読みやすい小説。
ほんやりとした印象の性格のクロムウェルが、名探偵の解決編のような淀みないく説明していくのが心地よく頭の中に入ってくる。


舞台が魔法の存在する世界ということは異色ではあるが、探偵モノのフォーマットに従った作品だと感じた。


いろいろ伏線も張ってるみたいなので続刊もありそう。