鎌池和馬「とある魔術の禁書目録9」

読了。
体育祭後編。別にオリアナのたくらみが成功しようが失敗しようが関係ないはずの上条が無駄に相手を追い詰め、自分の周りの人を危険にさらしただけの話にしか見えない。
イギリス清教の指令を受けてるステイルたちの言い分は故意に「ローマ清教にとって都合よくなることは不幸だ」という主張にされていると思うが、どうせ「誰かの都合がいいように世界が回ってる」のは今だって同じはずだし、それが別のだれかに変わることで幸福の総量が増えるなら、何の文句をつける必要があるのだ。
体育祭を潰されるとか言ってたが、上条が首つっこまなきゃ何の問題も無く体育祭は続いた可能性の方が高い。



あと、なんかさらっと流されてるんだけど学園都市の教師でありながら魔術に触れてしまっている小萌先生はかなりヤバイ立場に立たされたんじゃなかろうか。
下手すれば科学側と魔術側双方のバランスのために抹殺されそうな気がする。
(ステイルが報告しなきゃバレないかもしれないが)