旧約聖書 ヨシュア記

読了。
モーゼの後継者であるヨシュアに率いられたイスラエルの民が、約束の地カナンに元々住んでいた人々を虐殺して土地や私財をぶんどる前半と、それらの土地は各部族にどのように割り振られたかを記した後半で構成される。ちなみに前からちょこちょこ言っていたが土地の割り振りはクジで決めたということらしい。
というか土地に元々住んでいた人びとを奴隷にしてるけど、エジプトで自分らが奴隷にされてたから異傍人にも優しくしろという話はどこへ行ったんだ。もともとその土地に住んでいた人を奴隷にする分には問題ないのか。
そしてヨシュアは年老いて寿命で亡くなる。



まあ虐殺とはいうものの時代柄しかたないストーリーなのかもしれない……と、少し思ったが他の神話に比べてもちょっと酷い行いが目につく気がする。

10章でヨシュアが主に言った言葉が単純にかっこいい。

「日よ、ギベオンの上にとどまれ、月よ、アヤロンの谷にやすらえ」。
民がその敵を撃ち破るまで、日はとどまり、月は動かなかった。