モンスターハンターダブルクロス MHXX

プレイ。
これまでのモンスターハンターの総集編といった感じの作品。過去シリーズ(ナンバリングタイトル)で出てきた人物はたいてい再登場しており、また過去シリーズで登場した村を拠点にすることもできる。
モンスターについても全てではないが過去シリーズからまんべんなく敵が再登場した上で新モンスターもある程度追加されており、とにかくモンスター種類が多い。
ただ、その莫大なボリュームは良い方向ばかりに作用しているわけではないと感じた。これまでのシリーズでもそういった傾向はあったが、MHXXは全容を掴むことすら困難な広大なゲームシステム空間に投げ込まれてその中で溺れながら遊び方を見つけていくゲームだ。なにしろプレイヤーの選べる武器種類、戦闘スタイルの組み合わせを10分ずつ試すだけでも10時間以上は軽くかかるような規模なのだ。
ちなみにゲームの進行とストーリーを絡める色が強かったMH3MH4から、村人の話なんて全く聞かなくてもクエスト受付カウンターに行って敵を倒してれば先に進める方向に戻ったのは良いと思う。



あとMH4以降に追加された敵に多いが、敵の攻撃の当たり判定発生タイミングを早くすることで初見の敵を強くしている感がある。
「予備動作→攻撃モーションが開始される→当たり判定がプレイヤーのいる場所まで届く」ではなく、「予備動作→当たり判定発生(攻撃モーションは一瞬で終わっている)」という系統だ。
ターゲットカメラ前提で、いきなり視界外に消える動作をする敵も多い気がする。

今回はMH4のときに挫折してしまったチャージアックスでプレイした。使いこなせてみるとえらく便利な武器だ。
ランス相当のガード性能(ガード範囲はそこまで広くない)。
ガードポイントによるカウンター攻撃。
小剣よりは遅い程度の抜刀移動速度と小回りが利く攻撃。
高いところに手が届く斧モード攻撃。
スタンを取れて弾かれ無効の榴弾ビン。
単発高攻撃力のロマン攻撃。
……と、いろんな武器の良いところ取りをしたような武器種。
また剣→斧変形切りのガードポイントによる、多段攻撃にもカウンターしていけることは他の武器にはない強みだと思う。

ただし納刀が遅く、立ち回りの核が納刀状態ではなく剣モードになる武器なので、実質的な移動速度がかなり遅い部類である。
また管理しなければならない要素が他の武器に比べて多く、コンボルートも複雑で、使いこなせるようになるまでに必要な時間は他の武器に比べて長い。
あと使用頻度が高い開放切り2の攻撃時間が長くて攻撃後の隙もおおきく使い勝手が悪い。