ハリーポッターと賢者の石

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叔父の家で虐められながら暮らしていた少年が、魔法使いと出会い、お前も魔法使いだと告げれ、魔法学校へと入学するという映画。
パニックルームとはまったく逆のような評価になるが、設定などに別段目新しいものは無いのに、映像効果とストーリーの組み立てで夢中にさせられてしまった。
150分と、長めの映画だということもあるが、内容がこれでもかというほど詰め込まれているので息をつく暇も与えずに、次々とエピソードが繰り広げられるという展開も、見る者を引き込むのに一役買っているようだ。
現代社会の、ちょっとした隙間から魔法やモンスターの存在するファンタジー世界に入り込むという設定も目新しいものではないが、その描き方で現代とファンタジー世界のギャップを感じさせ、結果的にファンタジー世界の構成を強く感じさせられる。



この映画の世界では、「魔法使い」というはそういう技術を使える人間のことではなく魔法を使える種族を指しているようだ。魔法使いの血筋で無い者は何をやっても魔法を使えないらしい。
で、主人公が入学する魔法学校を始めとした魔法的な存在が存在するファンタジー世界は、平行世界のような場所らしい。
魔法は、身振り+言葉で発動する模様。だが、「呪文」という感じではなく、俳句くらいの言葉の連続で魔法を発動させていた奴も居たので、発動法則を満たしていれば必ず決まった呪文が必要なわけではなさそうだ。まあ、呪文の発音が違うので魔法が発動しないという描写もあったので、完全に言葉は無関係というわけではないようだが。