コードギアス/コードギアスR2

視聴。
前半は単なる悪の帝国ブリタニアに立ち向かうという単純な革命物語だが、コードギアスR2の後半になってラグナレク接続あたりからの展開が神がかっている。
各勢力は自らの利益のみを追っているわけではなく、お互いに争いの無い世界を目指すのに争いが生まれるというこの辺り、ロボットアニメの伝統なんだろうか。
一見大円満に終わったように見えるが、これは斜に構えて見ると今が一時平和になっただけに過ぎない気がする。
人々を単に幸せにするのであれば第98代皇帝シャルルの方法の方が優れているし、安定した平和を目指すのであれば第2皇子シュナイゼルの方法の方が優れている。
ルルーシュは変化し続けていくことを求めていたのだから、今はルルーシュを憎む心で世界が平和になったとしても、それも変わって行って人間は再び争いを始める。
結局のところ、ナナリーに平和な世界というものを残す事だけはやりたかったというのがルルーシュの望みだったんじゃないかと思う。


個人的にはシャルルの方法でよかったんじゃないかと思う。ルルーシュにはボロクソに言われていたが、表向きの暴君顔とは違って裏では息子の事を大切に思っている気持ちもあったようだし。