電子書籍についての考察(その9) 次世代にいかに情報を引き継ぐべきか:松浦晋也「人と技術と情報の界面を探る」

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20100701/1025895/
デジタルデータの寿命をメディアの寿命と絡めて語るのは卑怯だということに、いくらか前に気付いた。
確かにメンテナンスなしの状況において磁気ディスクの寿命は紙の寿命よりも短い。だが、それはデジタルデータの寿命がアナログ媒体に記録されたデータの寿命よりも短いことを表さない。
なぜならばデジタルデータは、メディアの寿命とデータの寿命を切り離したからだ。それに伴ってデータの寿命は無限になった。
データ形式がどうだとか言う意見もあるだろうが、それにはエミュレータを使う手もあるだろうし、テキストファイルが(『大破壊』でもない限り)1000年後も読めることは自信を持って断言できる。そしてxmlはテキストで表現されたものだ。