砂山のパラドックス

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E5%B1%B1%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
A. 砂の山があったとき、そこから数粒の砂を取り去っても砂山のままである。
Aは真である。
しかし、Aの操作を繰り返して最終的に一粒だけ残ったものは砂山ではない。
これはAが真ではないことを示す。
これはパラドックスである。



パラドックスの解決方法。
1. 砂山の厳格な定義がされていないため、Aは命題として成立しないとする(命題として成立しないので、これは真でも偽でもない)。
2. 砂山の厳格な定義を無理やり確定することで真偽を確定する(前提に、1万粒以上は砂山で、それより少ないものは砂山ではないというものを加えるなど)。
 2.1. 履歴現象 :同じ状態のものでも、過去の履歴によってそれが砂山かどうかが変わると定義する。
 2.2. 集団的合意:集団で得た合意を明確な定義として利用する。
3. ファジイ論理の真偽値を使って命題を評価すれば、「ほぼ砂山である」といった評価ができる。(ただし、どれだけ正しいのかという評価が一意に決まらないという問題は残る)