読了。4巻まで。
アビスと呼ばれる深さ2万メートル以上の巨大な穴の底を目指す話。アビスは巨大な縦穴とその中に構築された環境というイメージのものになっている。アビス内部には独自の生態系が築かれており地理などが細かく設定されていそうだが、それを過剰に前面に出さずにストーリーの端々でそれらがさり気なく出てくるバランス感覚が良い。
4巻まで読んだあとで読み直すとさり気なく出されていた伏線が回収されていくことが判るので、まだ回収されていない伏線にも期待ができる。
可愛らしい子供のキャラクターを話の中心に据えてはいるが、ストーリーかなりエグいものになっているので好みは分かれそうであはある。