斉藤 由美 「宇宙の瓶づめと猫と箱庭」

読了。
第3回『このマンガがすごい!』大賞。
シュールな魅力を持つ、詩集のような漫画作品。ジャンル分けができないというか、そもそもストーリーというものが希薄で、物語が形を成していない。素人が漫画家にあこがれて描いた落書きのような荒っぽさと、読者をグイグイ引き寄せる不思議な魅力が同時にある。
カットされていない宝石の原石のような漫画。