その後の検証で遺伝子に変化が生じるタイミングは世代交代のときだというのが正解だった事が分かるのだけれど、ラマルク方式でも整合性をもって世界を説明できたはず。
というか現在ではエピジェネティクスな修飾が原因だと解明されている「獲得形質の遺伝」が、現象として実際に存在するわけだし、むしろラマルク側の方が世界を適切に説明できている気がする。
と思ったがそもそも、ダーウィンはそんなことを主張していないとこのこと。
https://nekonaga.hatenablog.com/entry/20180706/1530880200
そう主張しているのはネオダーウィニズム派であって、ダーウィンではなかったらしい。
とは言え近年まで「獲得形質の遺伝」が、存在しないものとされてきたのは、クレバーハンス効果などから人間がバイアスに騙されやすいことを知ってもなお、科学哲学がうまく機能していなかった例だと言えそう。