ソフトウェアエンジニアなら3秒で理解できる NFT 入門

https://okapies.hateblo.jp/entry/2022/01/30/193604
まとめ。
NFTとは「スマートコントラクトが持つ、トークンID(そのスマートコントラクト内で一意な識別子)をその保有者のアドレスと紐付けるデータ」。
広義には上のような意味だが、狭義には EIP-721 をはじめとしたNFTの標準仕様に従ったものをNFTと呼ぶ。
EIP-721 は、 optional な仕様として各トークンIDが以下情報を持つよう定義している。
・name(文字列)
・description(文字列)
・image(サムネイル画像のURI)
トークンIDと紐付けられる作品の実体を示すURIや、作品のハッシュ値等のデータは EIP-721 では定義されておらず、オリジナルの拡張データとして持つ必要がある。



理由の推測。

なぜ NFT のメタデータには作品データを特定する情報が含まれないのか。
ここからは筆者の推測だが、その始まりにおいて NFT はゲームやデジタルトレーディングカードのための仕組みであり、
作品データの管理は NFT のスコープではなかったからではないかと思う。

つまり当初の利用用途からするとトークンIDとその所有者が特定できるだけで必要十分だったらしい。
実際ブロックチェーン上で動くゲームのアイテムとしてNFTを使う場合はそれで充分な気がする。