視聴。
熱帯魚店を営む平凡な主人公と、同じく熱帯魚店を営むヤクザまがいの殺人鬼を中心としたサイコサスペンス。
途中までは殺人鬼、悪徳弁護士、ヤクザ、警察に翻弄される主人公に話がどう転がっていくのかといった魅力があるが、やはり２時間で終わる映画でその複雑な要素をちゃんと活かすのは難しかったか……。特にヤクザ連中、おまえら何のために出てきたんだ。
終盤は「狂った」を描く迫力がある展開にはなっているのだが、その目的のために登場人物がシナリオにセリフを喋らされているといった印象を受けた。
基本展開、役者の個々の演技、シーンの迫力は素晴らしかったが、いまひとつ物語の歯車が噛み合ってない印象の作品。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%BC%E7%8E%89%E6%84%9B%E7%8A%AC%E5%AE%B6%E9%80%A3%E7%B6%9A%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6#%E5%8A%A0%E5%AE%B3%E8%80%85%E5%A4%AB%E5%A9%A6%E3%82%89
現実の「埼玉愛犬家連続殺人事件」を下敷きにしているとのことで、そちらは熱帯魚店ではなくペットショップを経営していたらしい。
