鍵配送問題

https://www.weblio.jp/content/%E9%8D%B5%E9%85%8D%E9%80%81%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%A8%E5%85%AC%E9%96%8B%E9%8D%B5%E6%9A%97%E5%8F%B7
https://kemur.jp/sirigula_20220829
秘密通信において暗号化と復号化に同じ鍵を利用する方式だと、鍵を相手に送らなければ暗号化したデータを相手側で復号化してもらえない。
しかし鍵を安全に送るには、その鍵も暗号化した状態で送らなければならない。
すると「「鍵」を暗号化する鍵」が必要になる。すると「「「鍵」を暗号化する鍵」を暗号化する鍵」が必要となり、さいしょに使う鍵をどうやっても安全に送れないという問題が発生する。
これが鍵配送問題である。



公開鍵暗号は、この問題を解決する。
公開鍵と秘密鍵のペアを作成して、公開鍵で暗号化したものを秘密鍵でしか復号化できないようにすることで、「盗聴などで(暗号化の)鍵が知られても問題ないこと」と「(復号化の)鍵を持っている人にしか秘密のデータを復号化できないこと」を両立する。
実際には公開鍵自体の信用度(それが本当に相手が作った鍵なのか)という問題もあるので、これで秘密通信にまつわる全ての問題が解決するわけではない。
(参考:信用の輪 https://linuxjf.osdn.jp/JFdocs/mutt-gnupg-howto/understand-validity.html)


「鍵配送問題」という概念は覚えてるのだが、なぜかこの単語は忘れてしまうのでメモ。