違法青空文庫の世界

青空文庫」というものが存在する。世に在る著作権の切れた文学作品を、
テキストとして広く公開しようという運動と、その結果のwebサイトがそれである。
その過程で、文書のデジタル化においてルビ等を上手く表現するために青空文庫フォーマットが、そして青空文庫フォーマットを閲覧するためのビューワーが生まれた。
……と、いったところで違法青空文庫である。
なんか、著作権の切れていない普通のライトノベルなんかを青空文庫フォーマットで公開しているものが、あるところにはあるのである。
まさに、青空文庫の暗黒面!恐ろしい。


いや、まあこれは使っては駄目な世界なのである。
気に入った作品はその著作者のために代価を投資すべきなのである。
結局長期的に見れば、そうした方が消費者にとっても得になることなのだから。


いや、しかし待て。
私は図書館をよく利用しているのだが、それは「長期的に見れば、著作者に投資した方が消費者にとっても得」というのに反した行動だとは言えないだろうか。
むぅ。図書館で借りた「神」と思えるような作品の作者に対しては次の作品は自ら買うように心がけるようにしよう。