2009-01-03から1日間の記事一覧

上遠野浩平「しずるさんと底無し密室たち」

読了。 「しずるさんとよーちゃんシリーズ」は、独特の雰囲気が漂っていて好き。

アーサー・C・クラーク「過ぎ去りし日々の光」

読了。 というか、これはgoogle street viewでSF読みの間でよく話題に上がってたときに素直に読んでおくべきだった。ワームカムみたいな革命的に世界を作り変えるような技術じゃないけど、street view問題で語られているような話がまんま作中で出てくるあた…

貴志 祐介「硝子のハンマー」

読了。 青の炎と同じテーマが見え隠れする推理小説。推理小説としてうまく纏まっており、細やかな描写も高いレベルのものだが、大きく心を揺り動かすものではなかったのが残念。

杉井 光「ばけらの」

読了。 昔あったシェアワールド妖魔夜行のラブコメもの、という感じの舞台設定の小説。(実際には妖魔夜行とは多分まったく関係ない。出してる会社違うし。でも、妖魔夜行の1シリーズとして出てもおかしくない設定ではある) 特筆すべきは、小説家が主人公…

ロバート・J・ソウヤー「さよならダイノサウルス」

読了。 タイムトラベルもの。時間軸の移動を駆使した物語というわけではないが、序盤から引き込む物語展開の連続で、気がついたら最後まで読んでしまうような作品。

小林多喜二「蟹工船」

読了。 そんなに共感できたというわけではないが、異世界(SFとしての蟹工船)ものとして、劣悪な環境で働かされる人々が立ち上がる過程を描いた物語として普通に楽しめた。 青空文庫版を呼んだのだが、いま読んでも文章に時代の古さを感じさずサラサラ読める…

お正月は小説ばっか読んでた

日記的なメモ。 毎年のことではあるのだが、実家に帰ってやることが無い時間に小説ばっかり読んでいた。 積み本になってた「ばけらの」が予想以上の良作でホクホク。