「おおかみこどもの雨と雪」をつまらなく感じた理由として思い当たること

キャラクターが薄いこと。
視聴した後に「このとき雪ならこうするだろうな、雨ならこうするだろうな」ということを踏まえて、頭の中で雪と雨(あとついでに言えば花も)を動かすことができなかった。別にツンデレとかそういうラジオタイプのキャラクター性を付けろとか言っているのではなく、各人が持っている信念的なものが表現できていなかったんじゃないかと。
まあ、赤ん坊から小学校を卒業するまでを描いた作品なので、雨と雪には成長という要素があるから無理にしても、花については描けそうなものだが彼女は彼女で「母親」という舞台装置としてしか描かれていない気がする。
そもそも、キャラクターがどうこうというのを楽しむ作品じゃないという意見もあるかもしれないが、それでもキャラクターが固まっていれば最後の雨の決断に対してもっと感情移入して心動かされるところがあったんではないかとも思う。
自分はあのシーンを見ても「ああ、そうですか」ぐらいにしか感じなかったし。