佐藤大輔原作、伊藤悠作画「皇国の守護者」

漫画版、読了。
人と龍が遥か過去に<大協約>を結び、人同士の戦争でもその協約に法って捕虜の扱い等が決められる世界が舞台。
ファンタジー色は薄く現実味のある戦争に主眼が当てられている戦記小説である。
戦前の日本のような地理・社会精度を持つ「皇国」と、皇国に攻め込んだ北欧風の大国「帝国」との戦争の序章が描かれる。
緻密な世界感構築と、リアルな戦争の展開が魅力。