読了。
悪霊な物理で殴って倒す、最初はでろでろと似た感じかと思ったら「だれない彼岸島」だった。
本格的なホラー・バトルになっており、ホラー部分の精神的気持ち悪さとバトル描写の爽快感がうまく噛み合っている。特にバトル描写が戦闘の動きの静と動をうまく切り取って漫画という枠の中に落としこんでいる点、そんじょそこらの少年漫画作品より上のレベルにあると感じられた。
押切蓮介は、日常作品からホラー、恋愛、不思議な話までマルチな漫画力を持った作家で凄い。
ただ11巻でクライマックスだし、これ以上続けると彼岸島と同じ轍を踏むことになってしまいそうだ。
