「小さな」アプリケーション

2018年ごろからに出てきた概念。スマホに「小さな」アプリケーションを追加することで手軽に新たな機能を提供するというトレンド。
いくつかの実装がありそれぞれ微妙に異なっているが全体的に「インストールせずに動く」というのが共通キーワードになっている。これはwebアプリのように本当にインストール無しで動くという意味ではなく、サイズ制限によりダウンロード時間をほぼゼロにし、ストアでインストールボタンを押す操作なしに自動的にインストールして起動することで「インストールせずに動くかのように振る舞う」という話である。実際には端末にインストールされるネイティブアプリである。

ミニアプリ

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/keyword/1266906.html
スーパーアプリ(親アプリ)の子として動作する、小さな機能。
スーパーアプリの機能として実装されており、あるミニアプリは特定の親アプリからしか起動できない?
たとえばLINEミニアプリの実体は、LIFF(LINE Front-End Framework)上で実行されるWebアプリである。
(https://developers.line.biz/ja/docs/line-mini-app/discover/introduction/)
「小さな」アプリケーション全般を指す言葉としても使われる?

AppClips

https://note.com/hiroto_inada/n/n81058e6da51d
iOSに組み込まれたOS機能。
実体はAppStoreからダウンロードされる小さなネイティブアプリ。
NFCタグ、QRコード、SMSメッセージなどから起動して、決済、通知などの単一のタスクを達成するために使われる。例えば喫茶店NFCタグからAppClipsを開いて注文するなど。
一定期間経過後に自動的にアンインストールされる。
AppClipsはフルアプリからの一機能を切り出したものであることを推奨されており、AppClipsだけで完了できないタスクからフルアプリへ誘導することは禁止されている。

Google Instant Apps

https://developer.android.com/topic/google-play-instant/overview?hl=ja
Android組み込まれたOS機能。
実体はPlayStoreからダウンロードされる小さなネイティブアプリ。
Playストア上でユーザーがアプリをインストールせずに、アプリの一部を「お試し」体験できる機能として提供されている。