ノンシュガーの陰謀

[excite-imp]
横で仕事をしてる上司から何気なく貰った飴。そこから事件は始まった。
彼が差し出してくる飴は、コンビニでよく売っている十数個の飴が縦に並べて包装してあるというタイプのもので、外側の包装を剥ぐと、また一粒一粒が銀紙のような包装に包まれているというやつだ。
そして派手な色でビワの絵とその飴の名称が印刷されている外側の包装に、こう書いてあるわけだ。
ノンシュガー。
出た。ノンシュガーだ。砂糖無しである。
おもむろに包装紙に書かれている原材料名に目を通すと「はちみつ」「甘味料」など、あからさまに甘そうな文字が並んでいる。
これはどういうことだろうか。確かに砂糖は使っていない。使っていないが代わりにはちみつを使うというのは卑怯じゃあるまいか。我々は騙されているのか。
さらにもう一つの甘さの元である甘味料。
甘い味のする材料である。もう甘ければ何であろうとこれに当てはまるという、究極の材料だ。なぜハッキリと正体を書かないのか。何か怪しい物質でも使っているのか。
無理矢理甘さを引き出しているのか。謎は深まるばかりだ。
これはやはり、騙されているという事かも知れぬ。
そこまで考えた時点で現実に帰り、もう少し原材料名を注意して読む。
ぶどう糖
糖分つかってるじゃん。