「なでしこ」のイメージ

http://nadesi.com/
なでしことは、命令セットも全部日本語で定義されている、純日本語プログラミング言語
日本語のあいまいな接続詞を解釈してくれる他に、ruby的な言語構造と、便利さを重視した命令セットを提供してくれている。
さらには、作ったスクリプトwindowsバイナリに変換できる。
ただし、日本語のあいまいな助詞をサポートすることで、言語構造をカッチリと理解するのが難しくなっているのはマイナスだ。
ドキュメントの充実度は、一点集中開発されているということで、rubyを上回る。
ただ、言語そのものの機能や、外部ライブラリを加えての機能充実度、利用可能範囲を考えると総合的に見てrubyの勝利と言えるだろう。


「{コピー元}*.mp3;*.wma;*.m4a」の全ファイル列挙して反復なんていうのは、とてもruby的だ。rubyで書くとこんなイメージになるだろう。(いや、これ動かないけど)


Dir.new(SRC_PATH + "*.mp3;*.wma;*.m4a").readlines.each{|f| ...}
しかし、考えてみるとこの構文、日本語だからこそ自然言語オブジェクト指向が一致する形で当てはまるが、英語なんかだとこう上手くは行かない。
ビバ!オブジェクト指向的言語構造をもつ日本語!なでしこを勉強した後で日本語を見ると、本当にオブジェクト指向でメソッドがチェインしているような構造だということが判る。

あ、それと、便利さを重視した命令セットは、HSPと同じく、ライブラリの整合性なんかは置いておいて、とにかく使うときの便利さを考えたものになっている。
これって、スクリプト言語には結構重要なことなのだ。線を一本描画したいだけなのに、デバイスコンテキストの設定やら、ブラシ、ペン、色の設定なんてやってられないでしょ。
この点は、ドキュメント類の充実を加味するとrubyを上回っている部分だと言える。特にGUI